−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「亀爺の時間割」
一昨年の4月に退職して早2年が経とうとしている。
週3〜4日勤務で今までの経験を生かせる職はないかと江東区のハローワークで相談したり、
パソコンで探したりしたが、無資格の60歳を過ぎた者には見つからない。
その年の春、卒業後初めて開催された大学のクラス会で30数年ぶりに会った友人のうち2人が秋には病気で亡くなってしまい、また一年先輩の・・さんや同年配の・・さんもそれぞれ闘病期間1年位、癌にて先立たれてしまった。
お二方とは会社を卒業してからもお付き合いしていただきたかったやさしく、明るく、誠実な人柄で、何とも“良い男は早死にする”とまさに断腸の思いであった。
無理して働くことはない!
残された長いか短いか神のみぞ知る時間を有意義に自分の好きなやりたい事をやって過ごしてみようと思い、手短かな事から始めてみることにした。
〜中略〜(昔からの趣味・そして60の手習い・・の日々)
人生は百年も二百年も生きられるものではない。
限られた命ならばこそ出会えるものすべてを大切にし、
あたたかな絆を育んでいきたいものである。
愚息の息子すなわち孫がつけてくれた呼び名が
亀戸の爺であることから“亀爺”!!“かめじい”===楽しげな心地よい響きである。
これからも=亀爺の時間割=を充実させたいと思っている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
潔い亀爺の日々に、心安らぎました。
かつてはトップ営業マンだった氏の、今の時間割・・・。
氏のいまの路の選択、そして、その徹底ぶりに、
やはりかつての決断力と行動力を便りから感じました。
毎日の何気ないことに幸せを感じられる・・・そんな時間割が組める幸せの便りのご紹介でした。
※上記文章は、ある企業OB誌に掲載の文章で、私にも送って頂いたものです。
また、筆者のご快諾を得て掲載させていただいております。
書家・宇佐美 志都
Japanese calligraphy Shizu Usami