今年の春と同じ先生の授業を受けている。
私は、以外にも?!
繰り返す・・・ということ
継続することの偉大さ・・・というものを
珍重している。
その極みが
例えば
硯で墨をつくることかも知れない。
または
料理を毎日することかも知れない。
授業は、朝から夕刻まであるが、一日中、立ちっぱなしで、お昼は、10〜15分ですませ、また教室で制作にかかる。
学校の登下校の姿は、芸大の卒業制作で、日々へろへろというか、ぼろぼろになっている姿のように鏡に映る自分の姿を見て思う。そして、書室にいる時や、こういう制作に向っているぼろぼろの姿の方が、本当は着物を着てる姿よりも似合って輝いているんじゃないかとも思う。この期間限定でも、学ぶという環境を自らつくることが、仕事にも制作にも、人生にも、何よりも私の調味料になり、醸造期間になることが、たったいくつか知る私の知恵でもある。
そして、もちろん、補足しなければならないのは、早朝に起きて、日本とインターネットビデオで仕事はしている事も、この場を借りて報告しておきたい・・・・・・。
色々な顔料を使い、また、生地を200度の機械で焼いたり、水で洗ったりと、重労働の日々。
今回は、45日間の英国滞在。春よりも、ポンドも強くなりそこは残念だが、まあ、どうにかこのほんの短い学生生活の中に心身を投じながら、自分を調味していきたいと思う。200度までいかずとも、心身を焦がし、そして焦がし過ぎた時は、テムズ川の水で自らをさらせばそれでいいじゃないかと最近思うようにやっとなれた。今週がまたはじまる・・・。
書家・宇佐美 志都
Japanese calligraphy Shizu Usami